かかりつけ獣医とセカンド・オピニオン

犬と暮らしていれば最低でも1年に1回以上は混合ワクチンの接種、フィラリア予防などで獣医と関わっているはずだ。大抵の場合、家から近い、犬友達(散歩友達)の評判等の理由で獣医を選択しているのが大半だと思う。いわゆるかかりつけ獣医(ホームドクター)だ。

我が家のかかりつけ獣医との出会いは、やはり犬友達の評判を聞いたからで3年前に新座市から所沢市に引っ越した今もお世話になっている。かれこれ26年の付き合いになる。

獣医師は、6年間のカリキュラムを終了した上で国家試験に合格して獣医師免許を取得する。wikipediaによると獣医師は小動物臨床獣医師、産業動物臨床獣医師、その他臨床獣医師と国家公務員・地方公務員等の診療をしない獣医師に分かれ、獣医師免許所持者のうち小動物臨床獣医師は、日本全国で見た場合、全体の4割程度とある。

言い換えると獣医師免許所持者の6割は犬(小動物)の臨床を行っていないことになる。

我が家のあんず(パピヨン♀9歳)が3歳の頃、膀胱結石になった時、かかりつけ獣医と相談の上、食事療法(ロイヤルカナン社SD缶)を行ったが4カ月を経過しても結石は溶けることはなかった。かかりつけ獣医からこの食事療法は6ヶ月以上続けることができないのでそろそろ手術をと勧められたがどうしても手術に踏み切れなかった私は、ネットで見つけた手作り食事療法を行う獣医師のお世話になった。

かかりつけ獣医と手作り食事療法の獣医の膀胱結石についての見解は異なり、獣医間の風通しは悪かった。結局のところ、結石は大きくなり、かかりつけ獣医が手術を行った。

今でもよく覚えているのは「自分の目で患者(患犬)の症状を把握(検査)し、善処しない獣医師は責任が無くて気楽だな。」というかかりつけ獣医の言葉だ。

今回、私が選択したセカンド・オピニオンはエコー、CTなどの検査を一切行わないところだったのでかかりつけ獣医と並行して診てもらっていたのが救いだった。

※あんずは、再発することなく元気にしています。


セカンド・オピニオンというと聞こえは良いが飼養者の多くはかかりつけ獣医にセカンド・オピニオンを願い出るのは気持ち的に難しいところがあり、相談をしないまま転院してしまうケースが多数だろう。

朝日新聞(2014年3月11日付)にセカンド・オピニオンの実情と課題という記事が出ていた。セカンド・オピニオンを利用して上手くいった例と上手くいかなかった例が記載してある。

そして、最近、よく耳にするのが獣医学と獣医療だ。獣医学は、単に病気を治すもので、一方、獣医療は、犬(小動物)を治療するにあたって、常に飼養者のことまで考えて治療を行うものといわれている。


獣医学なのか獣医療なのかによっても治療方法は異なり、飼養者が治療法の選択をしなければならないのである。それだけ飼養者も愛犬のために勉強をする必要があるということだ。

また、愛犬はいつ何時、病気や怪我になるかわからない。かかりつけ獣医の休診日に患う場合もある。そのために休診日に診てもらう獣医、夜間に診てもらう獣医をかかりつけ獣医と相談しておくべきだと思う。


文・写真:吉川孝治

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