自由運動の場所に到着し、あんず、プリシラ、ふわりを解放するとあんずとプリシラは待ってましたとばかりに走り始める。
ふわりは、まだ走ることはない。
ふわりが走らないのは多分、過去に自分が走ったことにより他の犬に追われたことがあったのではないかと私は推測している。走る→追われた→怖い思いをした(攻撃された)という条件付けがなされているように思えるのだ。トラウマを克服するのは時間がかかるが、それでもふわりは、行動範囲が広くなり、歩くスピードも速くなってきている。あんずとプリシラと一緒に走り回る日も近いと期待したいところだ。
お山は、未知の臭いの宝庫だ。プリシラは、何かを見つけ確認しているがその様子は、いつでも逃げれるように後方に重心を置いている。
ふわりは、モグラの穴に興味を示している。
まだ遭遇したことはないがこの辺はマムシの生息地なので犬たちの観察を怠ってはいけない。飼養者は、自由運動の最中に見せるこの表情のために犬たちが安全に自由運動ができるように見守らなければならない。
日常生活では得ることのできない刺激を与えることができる自由運動を続けるために。
文・写真:吉川孝治
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