ハーディング、ハウンド、スポーツ、テリアグループの犬などは、元々羊や鳥などの動物を追うように改良された犬種なので体力に合わせた運動を取り入れるようにしたい。
散歩とは人のペースに合わせて歩くことなので運動量が必要な犬種には十分な運動にはならない。自由運動を取り入れることで精神的にも肉体的にも満足感が得られるのだ。散歩と自由運動は違うことを認識しておこう。
我が家のあんず・プリシラ・ふわりはパピヨン。
FCIグルーピングでは、9G(愛玩犬)に属するが別名コンチネンタル・トイ・スパニエルという。猟犬の血を受け継いでいるのだ。
パピヨンについて下記の犬図鑑で詳しく紹介しているので興味のある方は参照されたし。
今後、写真が中心となるがシリーズで我が家の自由運動の様子を紹介していこうと思う。
第1回目は、5月に行ったあんず山荘(山中湖)での様子。あんず山荘は山の中にあり、街中とは別世界だ。
プリシラは、頭をフル回転させ、人が歩くのもしんどい傾斜地を避けながらなるべく歩きやすいところを選んで歩いている。
あんずはと言うと器用に傾斜地を横断したりしながら楽しんでいる。あんずのバランス感覚は素晴らしいと思う。
上から下りてきたふわりは、自分の想像以上に勢いが付き、目の前に現れた切り株にあせっている。何とかかわしたが勢いは止まらず下まで…。
散歩では味わうことができない探索を楽しんでいるプリシラとふわり。
休憩したくなれば、自分が安心する居場所を見つけて日向ぼっこ。
どれだけ臭い嗅ぎをしても私から「1・2・3おしまい!」の指示がでないのも散歩とは違うところ。
運動=走ると連想してしまうが走るだけが運動ではない。走りたい時は走ればいい、臭いを嗅ぎたい時は思う存分に嗅げばいい(脳を使うのも相当なエネルギーを消費する)、私を遊びに誘ってきたら一緒に遊ぶ、休憩したい時は休憩すればいい。
肉体的にも精神(脳の活性)的にも満足を犬たちに与える。これが我が家の自由運動だ。
文・写真:吉川孝治
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